企業に無線LANを導入する際に確認すべきこと

企業が無線LANを導入するのにもっとも気にする必要のあることはセキュリティです。設定さえすればインターネットにはつながりますし、難しいことではないでしょう。また日本はネットの速度も安定性も非常に高いので、ここは信頼できます。そして、業者も信用できるので、業者が会社の情報を盗むようなことはまずないです。しかし、ネットワークが外部からも拾えるので、そこは注意しなければならないです。企業で無線LANを飛ばせば、当然建物の外にいる人もネットワークを選択することができてしまいます。さすがに建物内だけに電波をとどめて、外には出さないようにするという技術は今のところありませんし、ある意味それは人工知能などの技術よりも地味に難しく最高難易度の技術です。

無線LNAのセキュリティ面とは

上述の通り、無線LANの電波は建物の外にも飛ばされるので、外から拾うことが可能になります。もちろんパスワードがなければネットワークの電波を拾っても意味はないのですが、パスワードが流出したり、適当に入力してアクセスしてしまうと困ります。また個人宅に対してはそこまでする人はいないでしょうが、企業のネットワークに対して、パスワードをランダムで入力していくプログラミングを行い、それを実行するようなことをすればアクセスしてしまう可能性もあります。最近はその辺のセキュリティも強化されていて、なんどもパスワードを入力するとアクセスを拒否するようになっているのですが、そこをかいくぐるロジックができないとは言い切れないでしょう。そしてそれをクリアすればランダム変数のロジックはそこまで難しくないです。

では無線LANは使用しない方が良いのか

事実として、IT企業で業務システムを扱っているような企業ほど有線しか使わないというところは多いです。システム開発の現場などでは以外かもしれませんが、有線が基本です。またインターネットにすらつなげないようなところも多いです。わざわざそれ用の端末とポケットWi-Fiなどを用意して、その端末でのみアクセスするような形になります。このようなことがあるのですが、やはり不便なので無線LANを普通に使用したいというのがあるでしょう。その場合は、重要な情報は社内の物理サーバーに保存したり、レンタルサーバーに保存するというのが良いでしょう。それらへのアクセスは端末認証などを導入し、さらに物理サーバーは外部のネットワークにはつながないというような対策を行えばよいです。